学生募集という仕事 – 東京校 佐藤先生

2017/03/15

私は海外から学生を募集する部門で働いています。年に数回、各国を回って説明会を開き、学校紹介をしたり、入学希望者を面接したりしています。日本留学の魅力を伝え、多くの日本語学校のなかからアークアカデミーを選んでご入学いただくことが、私の主な仕事です。今まで数百名の学生と話をしてきましたが、学生にとっては、私との出会いが日本語学校とのファーストコンタクトになります。その意味で、学校を代表する重責を担っていますが、やりがいのある仕事です。現地で会った学生を入学式の席上で見かけると、とてもうれしく思います。 アークアカデミーの特徴は、その多様性にあると思います。学生は多国籍です。校舎も飯田橋、新宿、大阪、京都という主要都市のなかから選ぶことができますし、日本での進学や就職、日常会話やビジネス日本語の習得、そして短期遊学や日本人との交流等、日本語を学ぶさまざまな目的に答えるための多彩なプログラムを用意しています。つまり、日本語を学びたいと思うあらゆる学生に門戸を開いて、その人に合ったプログラムを提供できるのがアークアカデミーの特徴です。


私は仕事柄、海外の学生が日本語学校に何を望んでいるかを日々、肌身に感じています。それらの要望を教務課や学生課にフィードバックし、入学希望者のニーズに合った学校づくりができるよう心がけています。学生あっての日本語学校だということを忘れてはいけません。限られた経営資源のなかで、できる限り顧客満足度を上げたいと考えています。


海外での学生募集の方法をよく聞かれますが、実は最も効果的な方法は、在校生、卒業生の紹介や口コミなのです。よい学校には自然とよい学生が集まります。海外募集の手ごたえは、学校に対する評価だと思います。日々在校生のケアを心がけ、よい学校づくりに励んでいくことこそが、教育的、経営的によい循環を生み出すのだと思います。